四季があり、海、山、里の自然の恵み豊かな日本。
日本人が培ってきた和食文化は、暦とも密接に関わっています。
ユネスコの人類の無形文化遺産に登録された「和食」は自然を尊び、和を重んじる日本人の性質をつくりあげたものとも言えます。
この「和食」という、私たちの尊い文化がつながっていくようまず知ること、興味をもつこと。そして伝えていくこと。それには、「毎日目にするカレンダーが最適!」という思いでつくった暦です。
二十四節気、七十二候、雑節と和食のつながりを解説しながら、和食という文化にこめられた先人の知恵を伝える「読みものカレンダー」となっています。
日本人を心身ともに元気にする和食をもっと食べることで、健康寿命が伸び、日本の自給率もアップさせたい!そんな期待もこめました。
【表紙】
【中身・2月】
和食の暦カレンダー
税込価格1,980円(本体価格1,800円)
サイズ42.5×29.7cm(A3判変形)
表紙+12枚/壁掛け/月めくり/日曜始まり/リング製本
読みものカレンダーとは
年中行事や気候と密接に関わっている和食の話は、暦と一緒に見ることで理解が深まります。毎日カレンダーを目にすることで、自然と和食まめ知識が身につきます。和食の暦では、行事や暦の説明とともに、それぞれの季節や行事で食べられてきた和食や和菓子を紹介しています。
二十四節気 「立春」や「大暑」など、季節の移り変わりを表す「二十四節気」を掲載しています。二十四節気は1年を24の期間(15日間)に分けて、それぞれに季節の名前をつけ、季節を判断しやすくしたものです。「暦の上では立春」という言葉がよく使われますが、その日から15日間が立春という期間になります。天気予報でも最近はよく聞かれるようになりました。時候の挨拶としても使われますね。
七十二候 二十四節気をさらに約5日おき(3つの候 初候、次候、末候)に分けて、動植物の動きや気象の変化を知らせる文章で表したものが七十二候です。4月の中旬頃は「虹始見 にじはじめてあらわる」春になり空気が潤ってくるので、この頃から冬には出なかったきれいな虹が見え始めるという意味です。そのほかにも、雷が鳴り出す、戸口にコオロギが出始めるなど具体的な事象で表現されているものが多く、ほんとうにその日に雷がなったり、コオロギを玄関で発見したりと的確なんです。七十二候を意識していると、季節の移り変わりにとても敏感になれて楽しいものです。
五節供 節供は季節の変わり目(節目)に、無病息災、五穀豊穣、子孫繁栄などを祈り、邪気を祓ったり、神様へお供えをしたりする行事のことをいいます。縁起のよい奇数が重なるおめでたい日でもあります。人日の節供(1月7日)、上巳の節供・別名桃の節供(3月3日)、端午の節供(5月5日)、七夕の節供(7月7日)、重陽の節供(9月9日)の5節供。季節の変わり目は邪気も起きやすいため、旬の食べ物を食べることで生命力をもらい邪気祓いをしました。家族で行事食をいただいたり、お祭りをするのはそのためです。もともとは旧暦(今より1ヶ月ほど遅い)でしたので、桃の節供には桃が咲いていました。七夕は地域により旧暦で祝うところも多いですね。長く続く日本の文化、風習を暮らしにとりいれたいものです。
小学校の教室で使っています。季節に関わる料理について知れて楽しいです。子どもたちも話題にしながら楽しそうに見ています。
クリスマスプレゼントに毎年いただきます。とても楽しみにしています。
季節ごとの日本の食文化を学べて暦をめくるのが楽しみ。
このカレンダーを眺めながら、お酒を呑む。考えただけでワクワクします。
季節ごとの日本の食文化を学べてうれしいです。
キッチンに飾っています。料理やお湯の沸くのを待ちながら眺めたりしています。食材、料理から季節を感じられる点も気に入っています。
細かい部分まで描かれた絵にうっとり。四季の移ろいを感じています。
地方の郷土料理が知れて楽しい。
料理をつくるのにとても参考になります。食事が楽しく感じられるようになりました。