気候の推移を約15日ごとに追った「二十四節気」(春分・秋分・夏至・冬至など)と、節気をさらに5日ごとに分け自然現象を解いた「七十二候」を併せて構成しています。それぞれの節気・候にちなんだ、俳句や和歌、絵を満載し、さらに季節の行事や祭り、浮世絵、食物、動物、植物などの読み物も掲載して、見て楽しい、読んでためになる、まさに歳時記カレンダーの決定版です。俳句・書道・茶道・華道・絵手紙などを趣味とされる方、農漁業・ヨガ・助産・整体・占術などに関わる方にもお勧めです。
【表紙】
【中身・3月】
歳時記カレンダー
税込価格2,420円(本体価格2,200円) サイズ:51.5×36.4cm(B3判) 表紙+12枚/壁掛け/月めくり/日曜始まり/ダブルリング製本/初版 : 2001年制作
歳時記カレンダー(小)
税込価格1,650円(本体価格1,500円) サイズ:42×29.7cm(A3判) 表紙+12枚/壁掛け/月めくり/日曜始まり/ダブルリング製本/初版 : 2003年制作
特徴1 一点一点が手描きで、細部までこだわったイラスト & 季節の情報がいっぱい!
そのものの雰囲気をイラストから感じていただくために、実物を見ながら描くことを心がけております。
特徴2 季節の浮世絵コラム
歌舞伎・浮世絵研究者で著名な森山暁子さんによるオリジナル解説。
庶民の生活、日々の楽しみ、季節の行事など、自然と人のかかわり。
浮世絵には、このような時の流れのなかで営まれた「暮らし」が描かれています。
特徴3 日本の文化がちりばめられている
着物の襲(かさね)の色目を紹介
襲(かさね)の色目とは?
自然・風物の姿をもとに、その季節の印象を表現する着物の色の取り合わせとして、
伝統的に受け継がれてきました。
石山 みどり
自然の移ろいをまさに実感
標高820メートルの南信州の村に移住して、24節気、72候が見事に自然の移ろいを表現していることを実感しています。例えば9月は、8日が「白露」(はくろ)。都会で暑さにあえいでいる頃でしょうが、早朝、草葉に露が白く見えるようになります。立侍月、居侍月、更侍月などの言葉も、山間から昇る月を見ているとまさに実感。18日は、72候で「玄鳥去」(げんちょうさる)ですが、昨年のこの頃、つばめたちが賑やかに電線に集まり、飛び去って行くのを見たのです。
市議会議員
これからもぜひ続けてください
日本には季節をちゃんと伝えるカレンダーが必要です。 私はおせっかいですが近所の方々にこのカレンダーを配っています。 日本の伝統ある品物ですので、誇りを持って! 感謝。
小林 健次
作句の際の宝箱
二年ほど前、このカレンダーと出会い、あまりにうれしくて俳句仲間にプレゼントしました。今年は何人もの方が使っているようです。俳句を学ぶ者にとって、これは作句の際の宝箱です。絵は美しく、細やかに書かれた季語の解説、知識はとても勉強になります。ビルの谷間にいても四季の移ろいを感じて、その様を想像するのも楽しい。晶子忌、子規忌、荷風忌など作家の忌日が載っていて、これはそのまま季語になるので貴重です。